
How to choose a tie?
ネクタイのあれこれ
正しいネクタイの選び方と結び方
ビジネスシーンやフォーマルなイベントにおいて、ネクタイは男性のスタイルを引き立てる重要なアクセサリーです。適切なネクタイを選ぶことで、印象を大きく変えることができます。
しかし、ただ選ぶだけではなく、正しい結び方も重要です。ネクタイの色や柄、素材を理解し、自分に合ったスタイルを見つけることで、より洗練された印象を与えることができます。
本コラムでは、ネクタイの選び方や結び方について詳しく解説し、あなたのスタイルを一層引き立てるヒントをご紹介します。ビジネスシーンでも、自信を持って振る舞えるように、ぜひ参考にしてみてください。
ネクタイを選ぶ時のポイントは?
1. シーンに応じた選択
ビジネスシーンでは落ち着いた色合いやシンプルなパターン(小紋、レジメンタルなど)が一般的です。
色味はネイビー、グレー、ダークレッドなどが好まれます。
フォーマルシーンではよりシンプルで高級感のあるネクタイが適しています。ブラックやネイビーのシルク製のネクタイが推奨されます。

小紋

レジメンタル
2. パターンとデザイン
ネクタイの大剣幅は一般的には、8~9cmの幅がフォーマルな場に適しています。
本来、ジャケットのラペル幅や体型を考慮するのが正解ですが、8~9cm幅は、多くのスーツやジャケットにバランスよく合います。
悩んだときは参考にしてみてください。

ラペル幅

大剣幅
3. 色の選び方
シャツとネクタイの色のコントラストを考えましょう。
白いシャツには、ほとんどの色のネクタイが合いますが、他の色のシャツには適切な対照を考慮する必要があります。
また、自分の肌のトーンに合った色を選ぶことで、より自分に似合うネクタイが見つけやすくなります。
4. 素材
シルクは高級感があり、フォーマルな場面にも対応。ビジネスシーンでも多く用いられネクタイの定番素材でしょう。
ウールはカジュアルまたは秋冬のビジネスシーンに適しています。シーズン感を考慮して選びましょう。
リネンやコットンはよりカジュアルなスタイルに適しており、特に暑い季節に良いです。
襟型によって締め方は変わる?
ネクタイの厚みも考慮ポイント
最近はプレーンノット(シングルノット)が主流ですね。
しかし本来襟型やネクタイの厚みなどを考慮して締め方を変化させるものでもあるので色々試してみるのもおもしろいかも。
結び方
ワイド系の襟型の場合、一般的な「ウィンザーノット」や「セミウィンザー(ハーフウィンザー)ノット」がよく使われます。
これらの締め方は安定感があり、整った印象を与えてくれます。
タブカラーやボタンダウンでは、「プレーンノット(シングルノット)」などのシンプル且つコンパクトな締め方が適しています。
※これらは一部の例ですので、結び方に悩まれた際のご参考に。

結び方:セミウィンザーノット

結び方:ウィンザーノット

結び方:プレーンノット
ネクタイ着用時のシャツサイズは?
上記でご紹介したように襟型によって締め方を変えるのはポイントではありますが、まずはネックサイズの合ったシャツを選ぶ。これが一番重要なポイントになります。
ネックサイズの目安はヌードサイズ+2cm~3cm。指2本が入る程度がジャストサイズであるとされています。
既製のシャツサイズでもぴったりな方もいらっしゃるとは思いますが、ボディに合わせるとネックサイズがしっくりこないなどお悩みの方は多いのではないでしょうか?
街中を見回してもネックサイズがぶかぶかとしたシャツを着ている方を多く見かけます。
土井縫工所ではボディサイズに対して±5cmまでネックサイズを調整することができます。
ネクタイのマナーの小ネタ
What is dimple?

ディンプルとは、ネクタイを結ぶときにつくる結び目の下の「くぼみ」のことです。
スタイリッシュ感、洗練された印象を与えたり、ずれにくくしたりと意味のあるディンプルですが、冠婚葬祭時にもルールがあります。
冠(結婚式)
ディンプルは許容されますが、整った印象を保つことが重要です。華やかさを出すために、きれいに形成されたディンプルが好まれることもあります。
婚(披露宴やお祝い)
披露宴やお祝いの場でもディンプルはOK。結び目を華やかに見せることで、よりフォーマルな印象を与えることができます。
葬(お葬式)
葬儀の際は、ディンプルは避けるべきです。シンプルで整然とした印象を重視し、プレーンノットなどで結び目をすっきりさせることが望ましいです。